冨士見便り屋形船の深川冨士見便り

2009年06月28日

新大橋

新大橋

隅田川の橋、第7弾☆


今回は「冨士見」のコースでいくと清洲橋をくぐった後、くぐらずに手前で引き返してくる橋、「新大橋」をご紹介します。


西は中央区の浜町、東は江東区の新大橋をつなぐこの橋の歴史は古く、いちばん初めに架けられたのは元禄6年、当時「大橋」とよばれていた両国橋に続く橋として「新大橋」と名付けられました。
芭蕉の歌や広重の浮世絵にも登場します。
またこの新大橋は関東大震災や東京大空襲の際にも付近の橋がことごとく焼け落ちる中で唯一被災せず、避難の道として多くの人を救ったため、「人助け橋」「お助け橋」と称されているのだそうです。


何度も架け直されているこの橋ですが、現在の姿になったのは昭和52年。ライトアップされたオレンジ色が印象的な橋です。
なお明治45年に架けられたものは、アールヌーボー調の高欄に白い花崗岩の親柱など特色あるデザインが貴重な建築物として、現在明治村の博物館に部分的に移築されて保存されています。


一時は幕府財政が窮地に陥り廃橋が決定、その存続が危ぶまれたときもありましたが、町民衆の嘆願により橋梁維持に伴う諸経費を町方が全て負担することを条件に存続を許されました。
そんな歴史を考えながら眺めると、なんだか感慨深いものを感じます。皆様も隅田川に架かる橋を眺めるときにはただ単にキレイなライトアップだけに目を奪われるのではなく、その橋が内包する歴史、例えば橋を自分達の力で守り抜いた江戸時代の町民衆に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。また別の楽しみ方が出来るかと思います☆


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